終電で帰ってきて,気がついたら朝まで自宅で仕事をしていたさわちゅうです。
ライティングの仕事が結構たまっています。
プレスリリースも,何枚か書いていますので,
もしかしたら,どこかで僕が書いたものを目にするかもしれません。
もっとも,僕は黒子ですが,ね。
さて,今から重要なお話をします。
重要なお話をします。
大切なことなので,2回いいました。
まずは,トイレに行ってきてください。
そして,落ち着いてから,改めて読み進めてみてください。
よろしいでしょうか。
重要なお話をします。
それは…
「重要な話」って何だと思いますか?
なんのこっちゃ,と思った方がほとんどだと思います。
あなたが想像した「さわちゅうが話そうと思った重要な話」って
いったいなんだったでしょうか?
実は,このくだりをセミナーでしたことがあるのですが,
以下のようなお言葉をいただきました。
□ 結婚発表 (←笑)
□ ビジネスのポイント
□ 一瞬で儲かる方法
□ 一攫千金の儲け話
□ 今日のセミナーのポイント
□ 謝罪
□ ビジョン・ミッションの発表
□ 次回セミナーの予告
□ 恋愛で成功する方法
…などなど,出るは出るは,てんでバラバラの想いが。
何が言いたいかというと,言葉が足らないことが普段多すぎる,ということです。
あいまいな言葉が多いと,正しく人には伝わらないのです。
「トイレに行ってきてください」という言葉を先ほど僕は投げかけましたが,
ほとんどの方が,「大小便を済ます」と理解され,
トイレに行かれたと思います。
しかしながら,本当にトイレに行って,戻ってきただけの人も,
100人に3人ぐらいはいるかと思います。
そういう人もいる,という理解が実は必要なのです。
昔,登記簿の閲覧制度があったとき(*今でもあることにはありますが…),
ある事務所で所長がスタッフにこう指示したそうです。
「○○株式会社の登記簿を閲覧してこい!」
スタッフは,「○○株式会社の登記簿を閲覧」して帰ってきました。
しかし,スタッフの「閲覧してきました!」という報告に所長は激怒。
いったいなぜでしょうか。
実は,所長がしてきてほしかったことを,正しく表現すると,
「法務局に行って,○○株式会社の登記簿を閲覧して,
【その内容をメモして】事務所に戻ってくる」というものだったのです。
所長にとっては,当たり前のことだたので,【】の中が抜けたのですが,
スタッフにとっては抜けたことすら分からなかったのです。
これこそ,今回,お話したい重要なお話なのです。
つまり,「今回の重要な話」とは,
「組織内で正しく物事を伝えるポイント」
これを僕は意図して最初にお話を始めたのでした。
さて,これで皆さんの前提条件がそろいました。
いよいよ本題に入ります。
が,だいぶ長くなりましたので,ブレイクしましょう。
次回に続きます。