相変わらず,のどが痛いさわちゅうです,おはようございます。
風邪ですねぇ,多分。きちんとクスリを飲んでいます。
そして,多少,安静にしています。(仕事もしていますが)
初期症状のときに,さっさとクスリを飲んでたたいてしまうのが,
早く治すコツなので,私はさっさと飲んでしまいます。
で,そんなこんなしながらニュースを見ていると,
「2位じゃダメなんですか?」という言葉を引用し,
某大臣を批判したノーベル賞学者の声が。
「研究は1番でないといけない。“2位ではどうか”などというのは愚問。
このようなことを言う人は科学や技術を全く知らない人だ」
「科学や技術を阻害するような要因を政治家が作るのは絶対にだめで、
日本の首を絞めることになる。
1番になろうとしてもなかなかなれないということを、
政治家の人たちも理解してほしい」と話した。
彼ほどの方でも,正しい理解ができないのですか…。
2位ではどうなのか?という提案をしているわけではないかと。
理系だから,という逃げは通用しないと思いますが。
なぜ,1位でなければならないのか。
…ランチェスター戦略を勉強した方には,
その意味が分かることでしょう。
仕分け人のあのお方がそこまで考えていらっしゃったかは
分からないところではありますが。
1位であることの意義について,きちんと文科省側が論じられたら,
素晴らしい,と評価を受けていたことでしょう。
つまり,きちんと1位の優位性について説明できれば,
1位でなければならない意味が説明できれば,
きちんと予算がついたのかと思います。
1位でなければならない,イチバンでなければならないのに決まっている,
これでは,答えになっていません。
営業地域においての1位の優位性につき,
師匠の師匠の師匠である,竹田陽一先生は次のように語られています。
(1)1位経費割安の原則…広い意味での営業経費の削減
(2)1位紹介の原則…クチコミ率のアップ
(3)1位集中の原則…同業者のお客の移動
(4)1位信用の原則…新規開拓に有利
だからこそ,1位でなければならない,のです。
科学・化学の分野においても,これと同じことが言えるでしょう。
もちろん,多少の違いはあるでしょうが,1位の優位性が。
それをしっかり,科学者は説明できないといけませんし,
文科省も説明できなければなりません。
なぜ,1位でなければならないのか,という問いに答えるには。
そもそも1位の定義をしっかりしなくてはならないのですが…。
例えば,A社のシェアが10%,B社のシェアが9%でも,A社は1位です。
一方,A社のシェアが41.7%,B社のシェアが9%でも,A社は1位です。
簡単にいうと,ランチェスターでは,ダントツでなければなりません。
ということは,ダントツを目指すことになります。