社長というのは,駅伝の走者みたいなものだ,
と思っているのです。
ある期間,ランナーとして走って,
会社をできるだけトップ集団に位置づけておく。
そして,次のランナーにバトンタッチする。
佐藤 博
なぜか,駅伝とか,マラソンとかを見てしまうさわちゅうです。
一方で,水泳って意外とみません,なんでだろう。
…未練があるからか?(苦笑)
それとも,あっけないからかな。一瞬にして,諸行無常。
さて,駅伝はたすきをつなぐ競技です。
先日の行政書士会の研究会では,
【襷(たすき)をつなぐ事業承継】という題でしたが。
前,社長は辞め時を間違えないこと,という先人の言葉を
紹介いたしましたが,今回も趣旨としては同じことでしょう。
やはり,できる先人は,やめ時をしっかり判断できるようです。
事業承継のセミナーをやろうと,商工会議所さんと話しをしているのですが,
前回,集客に失敗したもようです。
で,原因はなにか,というと,やはり言い出しにくい,とのこと。
ワンマン社長(というか,職人気質)は,「おれの代まででいい!」と意地を張り,
息子世代がその話しを聞きに来ると,カドが立つ。
非常に難しいところではありますが,
60歳をすぎたら,事業承継を考えていかないと,まずい。
会社を継ぐ,ということになれば,いろいろな準備を含めて
10年は見ておいていただきたいな,と思います。
もちろん,切羽詰って形式上というのはいくらでもできます。
しかし,もっともスムーズに,かつ,効果的に事業承継をするためには,
10年程度必要だといわれています。
社長が息子になったとたん,取引してくれなくなる会社もあります。
会社といっても,中小企業ですと,個人事業主と変らないぐらい,
「個人と個人」の付き合いのところが多いのです。
「故人との付き合い」というのは,意外と死亡という事実で簡単に切られてしまいます。
特に,金融機関。
というわけで,事業承継についてまだ考えていない方,
考えるために,私のセミナーに参加してくださいね。
詳細は後日,発表いたします。