Amazonのマーケットプレイスの出品が
大変なことになっていて,正直,
どこでどう買えばいいか分からない
名古屋の特定行政書士の澤田です。
何が起きているかは,
ヤフーニュースにも
ようやくでました・・・ね。
状況については,僕も,
ブログで書かせていただきました。
実際にどんな状態なのかは,
こちらをみていただいたら,
なんとなく分かるかなと思います。
が,結構,事態は深刻かも。
アマゾンさんも,必死に
削除に動いているようですが,
結構な数のアカウントが増えてまして・・・。
何が起こっているのか,
分かりにくくなっているので
シンプルに考えてみます。
不正な大量出品が
複数のアカウントで行われている
のが事件の大枠ですが,
何が問題かというと・・・
1.アカウントが不正利用されている
おそらく過去にはちゃんとした人が
出品者として使っていたんだけど,
今は使っていないアカウント。
これが,不正利用されている
ケースがあるかなと。
評価が3年前とか5年前にしか
ついていないアカウント。
で,評価=信用度を隠れ蓑にして,
不正な行為を行っている,ところ。
直接,パスワードは流出してるかも
しれませんが,別で流出したものが
使いまわされている可能性も捨て切れません。
2.個人情報の不正取得
で,不正利用しているアカウントで
大量にベストセラー1位の商品を
格安の値段で出品。
それを購入した人の
個人情報を不正取得しようとしている
意図が透けて見えます。
アマゾンからは決済情報は
出品者にはデータがいかないので,
それ以外の情報を得ようとしているのかと。
提供される情報としては
郵便番号・住所・氏名など。
で,これと,不正利用者が持っている
なんらかのリストとマッチングをかけて
データの精度をあげようとしているのでは…。
と,思ったりしています。
3.個人情報の不正利用
2で不正に得られた情報と思われる
データが,アマゾンマーケットプレイスの
出品者情報として使われている形跡があります。
これは,新規で取得された
アカウントでも同じことがありました。
1.他人のアカウントの不正利用を
したあげくに,2で得た情報を元に
さらに出品者の偽装を行っている
というカンがあるものが
見受けられました。
特に
特商法の表示などで
個人情報が不正に
記載されている可能性
これが大,ということ。
結構な数のアカウントで,
【出品者】の詳細が表示されているのですが,
それが真実じゃない,ということ。
例えば,
某テレビ局の
アシスタントプロデューサーさんの
名前とテレビ局の住所,携帯電話番号
これを表示しているアカウントもありました。
(当該テレビ局さんにはご連絡をいたしました。)
今のところ,僕が調べられたのは
アマゾン内での利用でしたが
これ以外のサービスにも
波及していく恐れは十分にあるかと思います。
アマゾンに良く似たサイトを使って
アカウント情報を盗み取る
フィッシングという方法がありますが
アマゾンそのものを使って
フィッシングをする
しかも,大量に・・・。
ここまで大掛かりなものは,
史上初めてではないでしょうか。
4.正直者が損をする
不正利用者は,ベストセラー商品や
オリジナル商品など,購買力の高い商品に
狙いを絞って,不正行為を行っているように
見受けられます。
こうなってくると,
「マーケットプレイスは危ない」
という話になって,
マーケットプレイスで
モノが売れなくなる。
これだけではなくて,
特にオリジナルの商品を
販売してきた出品者さんには
壊滅的な被害が出てもおかしくありません。
価格的にありえない金額で
出品しているので,
今まで築いてきたブランドの破壊。
というか,
人間性の否定といっても
過言ではないかと思います。
特定行政書士としても,
マーケッターとしても,
正直者が損をする
というのは,
最も気に食わないことです。
事態の沈静化には,
アマゾンさんが積極的な対応に
出るしかないんじゃないか
と考えていますが・・・。
二次被害・三次被害が出ないか,
気がかりなところです。
買う側の人間としては,
二段階認証と
マーケットプレイスでの
大量出品者にはひとまず注意
というところでしょうか。
この問題,積極的に調査・研究して
いきますので,情報・ご相談があれば
メールフォームからご連絡いただければと思います。