クライアントから,画像パクリとか
文章パクリの相談をよく受けている
名古屋の特定行政書士の澤田です。
今,DeNAの第三者委員会の
調査報告書とかを読んでいるのですが,
最近,本当にご相談が多いのです。
パクリ。
これ,文章の場合も多いのですが,
写真についても,結構相談が
寄せられています。
で,パクっているほうって,
まったく,権利侵害という
意識がないので,困ったところ・・・。
ま,そもそも,権利侵害だと
思っていたら,やんないんだろうけど。
で,やっぱり重要なのは
権利侵害が発生したときの初動。
ここは是非,専門家にご相談を。
ご自分でやられて,
なんともならなくなった方,
結構いらっしゃいます。
法的紛争段階にあるものは,
弁護士や認定司法書士の出番。
行政書士は依頼者の意思に基づいて,
文書作成の代理人として書面として
まとめるのがお仕事。
その辺は,法令順守。
僕はIT系,
とくにWEBに強い。
だてに,Windows98が出た当時に,
メモ帳にタグ打ちで,WEBサイトを
構築していただけのことはあります。
画像や文章をそのままパクった,
というときには比較的,
論理構成がしやすいところ。
一方で,
ソースパクリとか,
imgタグをつかっての
実質的画像パクリとか
論理構成がしにくいところでは
正直あります。
どちらにしても,
まずは証拠保全。
権利侵害の事実を
立証しないといけないのは
こちら側です。
WEBサイトを完全保存するとか,
PDF化して保存するとか。
ソースも含めて,保存しておくとか。
で,さらに,電子署名して
タイムスタンプを押しとくとか。
場合によっては,印刷して,
公証役場で確定日付押しておくとか。
まずは,証拠保全。
で,そのあと,
権利侵害している人の特定。
Whoisとかを見て,特定する。
ここで特定できなければ,
弁護士さんに必ずお願いする。
で,弁護士さんに,訴訟等で
相手方を特定することを
まずはやってもらう。
で,特定できたら,
まずは内容証明郵便で警告。
警告で,いい対応してもらえなければ
損害賠償請求訴訟へ。
あとは,刑事告発。
程度によっては,こちらもしておく
必要があるでしょう。
どこまでやるかは,
クライアントしだい・・・
というところでしょうか。
大規模なものでない限り,
費用対効果が結局的に悪いので
何が自分にとっては最適か?
ということは,考えなければいけません。
削除されれば,よし。
二度とやらなければ,よし。
逮捕されなければ,ヤダ。
無断掲載料もらわなければ,ヤダ。
いろいろレベルがあるかと思いますが,
納得できるとことで納得する。
これが,一番だなと
僕は思うのです。
ちなみに,弊社のサイトも,
結構,パクられたり,
まとめられたりしています。
この辺は,アクセス解析をとったり
しているので,すぐに分かるのですが…。
たまーに,パクったところが,
そのままうちの電話番号を出したたりと
面白いこともありますが(笑)
画像とかノウハウとか,文章とか,
人類共通の財産,という考え方も
否定はしません。
そういった側面もあると思います。
でもね,
その1枚の写真を撮るために
使ったエネルギー。
その1ページの文章を書くために
使ったエネルギー。
その1つ1つに対して,
敬意を払って欲しいと思うのです。